人々はどのようにして生贄にされたか?


あなたは犠牲者か? その理由を見出せ。

強盗は、夜街を徘徊し彼のターゲットを選択する前に幾多の家の前を通り過ぎる。生活音、犬、賑やかな近隣、これら全ては彼らを躊躇させる。

同様のことがインターネットでも言える。違うところといえば、犯罪者がどれを攻撃対象にするか決定する前に数百万の家を注視することができ、類似の脆弱性 を有する全てに対して攻撃できる技術が存在することである。名声や仇討ちのような極めてまれな事情を除き、我々が個人的攻撃の対象に選ばれるということは ありそうも無い。しかし、犯罪者の攻撃はもっと無作為である。

犯罪者は我々に対しインターネットの範囲と効率を使用し、以下の事を行うことができる。

  • ・ 一日に数百万のE-Mailの送信。
  • ・ インターネットからDIYウィルスキットのダウンロード。
  • ・ ウィルスとスパムを拡散させるために数万のコンピュータのハイジャック。
  • ・ コンピュータの脆弱性や個人情報を発見するためにマルウェアの使用。
  • ・ 悪徳ハッカーに対して匿名で神経質な部分の下請け。
  • ・ 巨大な量の個人情報を売買。
  • ・ 数秒で多くのパスワードを推測するソフトの使用。
  • ・ 他人のコンピュータに詐欺用Webサイトのホスト。
  • ・ 盗んだ個人情報を使用して現実世界でその人になりすます。
  • ・ 世界中のあらゆる場所での秘密裏の操作。

この行為に彼らが掛ける費用は殆ど0に近く、その報酬は巨大である。

  • ・ 誰かがスパマーの広告をクリックしギャンブルサイトにサインアップしたなら、スパマーは顧客をポン引きした報酬として、生贄 がギャンブルに費やした金額の半分を受け取る。
  • ・ あるいは、ポルノや商品を販売した売り上げの分け前を受け取る。
  • ・ 盗んだ個人情報で、彼らは生贄の銀行口座を空っぽにできるし、クレジットカードの上限まで買い物できる。
  • ・ E-コマース(電子商取引)サイトは強請られたり、使えなくなるような危険を有する。
  • ・ 犯罪者はオンラインで正当な購入者や売り手を装うことができる。

犯罪者はどのようにしてあなた方の個人情報の詳細を取得するか? そこにはあなた方がターゲットにされる数え切れない程の方法がある。以下のような方法が 含まれている。

  • ・ あなた方の名前と個人情報の詳細はデータベースから盗まれるかもしれない。
  • ・ メールアドレスはウィルスの攻撃を受けた友人のコンピュータから抜き取られるかもしれない。
  • ・ 一千万のメールアドレスに対して送信されれるスパムメール中のウィルスに、あなたが感染したかもしれない。
  • ・ コッソリ侵入しコンピュータからコンピュータに伝播していくウィルスの犠牲者に、あなたがなっているかもしれない。

三つのキーポイントが存在する。

  • ・ オンライン犯罪は殆ど金銭目的である。
  • ・ 生贄はランダムに選ばれる傾向にある。
  • ・ 防衛力の弱い人々ほど生贄にされやすい。

インターネットに接続したら、ウィルス、詐欺メール、その他の攻撃を受ける機会を有することになるが、このことはあなた方が生贄になる存在であるというこ とを意味していない。

自分自身を適切に守れるならば(この、Get Safe Online で述べているように)、生贄になるリスクを劇的に減少することができる。明かりを点けておいたり、侵入警報装置を設置したり、アルサティアンやジャック ラッセルテリアのような二頭の大きな犬を飼うことと同様に考えなさい。