インスタントメッセンジャーには詐欺、ハッキング、ウィルスの脆弱性が存在する。
インスタントメッセージングは友人との接触を保つには大変良い方法であるが、E-Mail同様リスクが存在する。
§1.インスタントメッセンジャーとは何か?
インスタントメッセンジャーは携帯電話のテキストメッセージ類似の方法で、人々がインターネット上でリアルタイムにチャット出来るシステムである。高度な
システムではWebカメラと音声でのコミュニケーションも可能である。インスタントメッセンジャーの主なシステムは以下である。
AIM、
ICQ、
MSN Messenger、
Yahoo!
Messenger
§2.どのようなリスクがあるのか?
- ・ オンライン上の人々は、名乗っているその人物である必要はない。
- ・ 人間同士の相互作用は何か危険なことをさせようとする時、大変説得力がある。例えば、誰かに一部がウィルスに感染しているソ
フトウェアをダウンロードさせ稼動させるよう説得するのはよくある攻撃である。
- ・ プライバシーは保証されていない。会話は暗号化されていない。そして、オフラインで使用できるよう保存することが出来る。
- ・ IMソフトウェアはウィルスや他の攻撃に対する脆弱性を有する。
- ・ IMを通じてアクセス可能なオンラインチャットルームは一般的に不健全な場所である。
§3.IMを安全に使用するには
- ・ パスワード、クレジットカード情報、他の個人情報は決して公開してはならない。
- ・ 子供にIMを通じてアクセスできるチャットルームを使用させてはならない。
- ・ 見知らぬ者はブロックしなさい。使用しているソフトウェアに機能があるのならば、あなたが許可リストに登録してある者だけ
が、あなたにコンタクトできるようシステムをセットアップしなさい。
- ・ オンラインプロフィールは空欄にしておきなさい。システムを使用するためにデータを入力しなければならない場所には、架空の
データを入力しなさい。
- ・ IMシステムにログオンする場合は、あなたのシステムやE-Mailのパスワードを使用してはならない。
- ・ IMは暗号化されていないので、クレジットカードの番号や他の神経を使う情報の伝達にはIMを使用してはならない。
- ・ 自動ダウンロードは無効にしなさい。
- ・ インスタントメッセンジャで出会う見知らぬ人に、どんな個人情報であれ明らかにするのは極めて危険な行為である。
あなたの雇い主の名前のような明らかに無害と思える情報さえ、詐欺師はあなたに対して使用出来る。
- ・ IM上の何処かで受け取った情報は吟味しなさい。特に、得た情報がセキュリティ関連のアドバイスの場合。