様々な脅威の概要


01.マルウェア

02.プライバシーに対する脅威

 02-01.スパイウェア

 02-02.Wi-Fi盗聴

 02-03.ハッキング

03.財産に対する脅威

 03-01.詐欺

 03-01.個人情報の盗難

 03-01.スパムメール

04.家族に対する脅威


オンライン上の様々な脅威について学びなさい。

インターネットは世界に驚愕をもたらしたものの一つである。しかし、暗黒の部分を含んでいる。まさに、傍らに悪しき領域を有する美しい都市のようである。 オンラインの脅威についてもっと調べなさい。

現実世界において、あなたは何が危険なのかという人生経験をもっている。崖っぷちを歩く、夜に真っ暗な裏通りを歩く、このようなことが危険であることを本 能的に知っている。でも、オンラインは異なっている。オンラインの脅威に慎重に対処できるようになるためには、そこに存在しているものを知る必要がある。

§1.マルウェア

ウィルス、トロイの木馬、ワームをまとめてマルウェアと呼ぶ。
マルウェアはコンピュータに感染し、感染したマシンから他のマシンへと拡散して行く小さな悪意あるコンピュータプログラムである。 拡散方法は様々で、代表的には以下の手法が用いられる。
  • ・ E-Mail添付ファイルとして拡散する。感染したコンピュータは数万のE-Mailをマルウェアのオマケつきで送信するこ とが出来る。攻撃対象となる新たなターゲットを発見するためにしばしばE−Mailアドレス帳が使用される。
  • ・ 何かを装うことによって拡散する(トロイの木馬を意味していない)。例えば、有名人の画像を含んでいるように装っているファ イル。
  • ・ 悪意あるWebサイトをダウンロードすることによって拡散する。サイトを訪問するということでウィルスをダウンロードするこ とになる場合もあれば、Netからダウンロードした潔白のように見えるプログラムの中に隠されている場合もある。
  • ・ ドキュメントの中に隠されている(マクロウィルス)。
  • ・ あるコンピュータから他のコンピュータへインターネット越しに直接拡散する(ワーム)。いったん感染すると、感染したコン ピュータはワーム自身のコピーを送信し、攻撃するための脆弱性を有するコンピュータを探すためインターネット上をスキャンする。
マルウェアは拡散に様々な技術を使用するので、完全な防御には様々な防衛策(アンチウィルスソフト、ファイアーウォール、少しばかりの常識)が必要であ る。

マルウェアは自身を複製できる。ミサイルが爆発物を搭載できるようにマルウェアもまた悪意あるソフトを運ぶことが出来る。これはマルウェアの製作者がマル ウェアに実行することを課した任務である。例えば、

  • ・ スパムメールの送信。
  • ・ 犯罪者に制御を与えるために、あなたのコンピュータに裏口(バックドア)を開ける。
  • ・ コンピュータ中のパスワードのような個人情報をスキャンする。
  • ・ 望みもしない広告を表示する。
  • ・ Webブラウザをハイジャックする。
  • ・ セキュリティソフトを無効化する。
  • ・ 他のユーザを騙すためにフィッシングサイトをホスティングする。
  • ・ 他のWebサイトを攻撃するためにDoS攻撃を行う。
    (補足 : DoS攻撃とは、例えば何百万ものスパムメールを送信することによってサーバーに過剰な負荷をかけ、通常のトラフィックを不通にする攻撃)

このような攻撃の多くは、ユーザが認識することなしに感染したコンピュータ上で実行される。

§2.プライバシーに対する脅威

インターネットはオンライン犯罪者がプライバシーを攻撃することを容易にした。

2-1.スパイウェア

スパイウェアはウィルスのように自分自身を複製することを試みることはない。代わりに、間違ってダウンロードすることを当てにしている。しばしば、P2P 音楽ファイルシェアリングのような他のプログラムに付属している。
スパイウェアは以下のような問題を発生させる。

  • ・ ポップアップ広告を表示して悩ませる。
  • ・ Webブラウザを乗っ取る。
  • ・ コンピュータ中のクレジットカードの番号のような個人情報をスキャンする。
  • ・ コンピュータとインターネット接続をスローダウンする。
  • ・ ウィルスをダウンロードする。
  • ・ 削除することが大変困難。

2-2.Wi-Fi盗聴

Wi-Fiのようなワイアレスネットワークを使用しているのであれば、数百フィート(100フィート≒30m)の範囲であればブロードバンドインターネッ ト接続に無線リンクを使用して接続することが出来ることは理解しているだろう。この柔軟性は欠点を有する。
セキュリティなしでは、その範囲に存在している人は、あなたのインターネットリンクに接続することが可能である。このことは、隣人のインターネット接続料 金をあなたが支払っていることを意味している。
より不吉なリスクは人々が正当な機材を使用して、あなたを盗聴できワイアレスリンク越しにあなたのコンピュータに接続できるということである。

2-3.ハッキング

自動化されたツール、スパイウェア、ウィルスのおかげで誰かのコンピュータに侵入する行為は、映画で表現されているような高度な仕事を要求しなくなった。
ハッキングの動機は金銭目的が増加している。そして、犯罪時にあなたへの攻撃を価値あるものにするために銀行のアカウントやクレジットカードの情報を盗 む。
リスクは全ての者に存在する。小さなビジネスやチャリティはハッキング攻撃のターゲットとして選択されている。何故なら、盗んだ個人情報を大規模に使用す るできる個人情報のデータベースを所有しているからである。

2-4.コンピュータそのものの盗難

毎年イギリスでは数万のラップトップコンピュータが盗まれている。犯罪者があなたのラップトップコンピュータを盗んだなら、彼らはハードドライブ上の全て のデータにアクセスすることが可能である。同じことが家から盗まれたコンピュータやポケットコンピュータ、携帯電話にも適用される。

§3.財産に対する脅威

3-1.詐欺

詐欺はオンライン上の問題として深刻さを増している。詐欺師は犯罪の".com"企業家である。詐欺師は以下のようなトリックを使用する。

  • ・ フィッシング : 偽の銀行やクレジットカードのWebサイトを使用して個人情報を入力するよう説得し、あなたの個人情報を 盗む。
  • ・ 高度な支払い詐欺 : 後で大きな利益が得られるという偽りの希望を持たせて金銭を前払いさせるあらゆる行為。

3-2.個人情報の盗難

個人情報の盗難、響きからして不吉である。犯罪者はソーシャルエンジニアリング、邪悪なハッカーの戦術、あなたに扮装するためにゴミ箱を漁りクレジット カードの状況のような現実世界の情報とを組み合わせて使用する。
このような情報で犯罪者が出来ることの事例は以下。

  • ・ 銀行口座を空にする。
  • ・ あなたのクレジットカードの上限まで彼らが自身のものを購入する。
  • ・ あなたの名義の附けで車を買う。
  • ・ オンライン上であなたを装う。例えば、オンラインオークションやeコマースサイトであなたに成りすます。

3-3.スパムメール

スパムがマイナーな迷惑行為からメジャーな問題に変化している。インターネット上の全E−Mailの半分は望みもしない屑メールである。これはスパマーの 帯域幅をあなたが支払っていることを意味している
あなたが彼らの商品(ハーブ系バイアグラ、ポルノ、オンラインギャンブル)を購入した場合、スパマが金銭を熱望している理由からあなたを説得しつけ回す絶 対的理由になる。

§4.家族に対する脅威

ニュースエージェント(より悪い)の各カテゴリのトップに表示されている物には1クリックで到達する。 場合によっては、望むか否かにかかわらずメールでそれを人々に送ってくる。 適切な保護がなければ、あなたの家族はハードコアや暴力的イメージに曝されることになる。
全ての者は他の誰かにE-Mailできる。そこには言っている者が存在している保障は無い。同じことがインスタントメッセンジャでも真実である。あなたと あなたの家族が保護されていないのであれば、このリスクは明らかであり驚くべきである。