子供のための基本ルールの設定


01.リスク

02.想定する

03.子供のインターネット使用に関するガイドライン

04.論議すべきポイント

05.オンラインでの子供の挙動をモニタする


オンラインで子供の安全を守るために子供とコミュニケーションをとりなさい。

インターネットは子供にとっても素晴らしい物であるが、そこには脅威も存在する。子供とコミュニケーションをとり、境界を設定することはオンライン上での 子供の安全の保持の部分である。

§1.リスク

悲しむべきことであるが、オンライン上には子供に対する多くのリスクが存在する。しかし、このリスクは技術と適切な躾の組み合わせで減少させることが出来 る。適切なケアがなければ、子供には以下に示すようなリスクが存在する。
  • ・ 暴力的、性的画像の不注意下での露出。
  • ・ チャットルームやE-Mailによる性的略奪者(性を食い物にする者)の勧誘。
  • ・ オンラインでの弱い物虐めや虐待。
  • ・ ソフトウェア、音楽、ビデオの著作権侵害。
  • ・ 個人情報の公開。
  • ・ スパイウェアとウィルス。
  • ・ 行き過ぎた商業主義 ; 広告と関連商品のWebサイト。
  • ・ 不法ダウンロード。著作権が保護されている音楽ファイルのようなもの。

§2.想定する

  • ・ 親がリスクを理解しなさい。そして、子供にインターネットを許可する前に計画を持ちなさい。
  • ・ 子供がオンラインで出来ることと出来ないことについてコミュニケーションをとり、同意を得、決定しなさい。
  • ・ 特定のコンピュータを使用するよう子供と約束することを考慮しなさい。
  • ・ 親が子供のインターネット使用状況をモニターする方法を立案しなさい。
  • ・ 親が設定した境界と子供とのその種のコミュニケーションは、親の判断同様に子供の年令や技術能力に相応しいものであること。
  • ・ このようなファクターは子供の成長に伴い変更され、定期的に再考されなければならない。

§3.子供のインターネット使用に関するガイドライン

親は子供のインターネットの使用に関し子供と同意しておくことが必要である。
目的は境界設定を行うということだけではなく、子供が彼ら自身で適切な行動をとることが出来、彼ら自身の判断能力を発展させることができるようにするとい う、このルールの存在理由を子供に理解させるためでもある。

以下のことを親に示唆する。

  • ・ 子供がコンピュータを使用できる時間帯と何時間かを制限しなさい。
  • ・ どのようなタイプのサイトが閲覧してよく、どのようなタイプのサイトが閲覧してはいけないのかについて同意を得なさい。例え ば、過激なチャットルームや、ファイル共有プログラムは使用を許可しないというポリシーの作成。
  • ・ 子供がオンラインで不愉快な思いや脅威を感じた時は親に伝えるよう勇気づけなさい。
  • ・ 親の承諾なしに個人情報を開示することを厳しく戒めておきなさい。特に、住所、電話番号、学校に関する詳細な情報、パスワー ド、写真。また、子供のクレジットカードや銀行情報へのアクセスを制限するよう注意を払いなさい。
  • ・ 親の承諾なしに、判断能力のある大人の存在なしにオンライン上で出会った人々の誰かと逢うことを子供に許してはならない。
  • ・ 親の許可なしに行うソフトウェア、音楽、その他のファイルのダウンロードを制限しなさい。。
  • ・ オンライン上での子供の金銭の使用が許可されるか否かの同意を取りなさい。親はクレジットカードを子供に与えることはないか もしれないが、コンピュータ中に親のオンラインストアでの詳細が記録されているのであれば、子供のアクセスを制限するステップを踏んでおらず、基本ルール への同意を取っていないのであれば、子供が親の金銭を使用することは容易であるかもしれない。
  • ・ ウィルスとスパイウェアについて説明しなさい。親がこれらを防ぐために何をしているのか、そして、もしオンライン上で警告が 発生したら親に伝えるようにさせなさい。
  • ・ 親は子供に示唆することの出来る年令相応のインターネットサイトを研究しなさい。

§4.論議すべきポイント

重要なことは、子供がインターネットの本質について理解することである。子供と以下の点について話し合ってみることを考慮しなさい。

  • ・ オンライン上の人々は、名乗っているその人物である必要はない。悪い奴等は時として、親切で善良なふりをする。
  • ・ オンラインで発見した情報を理解するための方法と、事実と意見の相違を見つける方法。
  • ・ 宿題でオンライン情報を使用する方法。オンラインで研究することは良いことであるが、単純にコピー&ペーストした物は安直で ある。
  • ・ インターネット著作権侵害の本質。音楽、テレビ、映画、ゲーム、他のソフト等のダウンロード。インターネットでこのようなこ とを行うことが容易であるからといっても、正しい行為ではない。
  • ・ 親が期待するオンライン上での子供が他の人々に対して取る挙動。ゴシップや弱い者いじめ等は容認できないものである。
  • ・ オンライン上のポルノについて子供と対話しなさい。子供を良質で年令相応の人間関係と性のサイトに向けなさい。
  • ・ 広告とその影響について子供と対話しなさい。 The American Public Broadcasting Serviceには、親と子が問題を探るのを助けることができる良質のウェブサイトが存在する。

§5.オンラインでの子供の挙動をモニタする

  • ・ 年少者がオンラインに存在する時には、常に親が付き添いなさい。
  • ・ 子供のオンラインユーザ名、パスワードは全て、親も共有できるよう子供に依頼しなさい。
  • ・ IEで不適切なコンテンツへのアクセス制限を掛けなさい。これを行うには、IEのツールメニューから、インターネットオプ ションのコンテンツタブを選択し、コンテンツアドバイザの「有効にする」ボタンをクリックしなさい。
  • ・ 子供と一緒にインターネットを経験し子供を勇気づけ、家族の経験として共有しなさい。
  • ・ コンピュータはベッドルームより、開かれたスペースにあるほうが望ましい。
  • ・ 子供がオンラインでしたことを追跡するためにインターネット モニタリング ソフトのインストールを考慮しなさい。。
  • ・ 評判の良い子供用サイト上にあるモニタ付きチャットルームだけは使用できることを子供に保証しなさい。
  • ・ 子供が親の許可なしに出来ることを制限してある家族用のコンピュータには、限られたユーザアカウントを設定するようにしなさ い。
  • ・ 単一のテクニカルソリューションを信頼してはならない。監督と教育は良い子育ての部分である。
  • ・ 歓迎されざる広告をブロックするためポップアップフィルタを使用しなさい。
  • ・ IEのスタートページの設定を子供が親しめるページに変更しなさい。設定方法は、ツールメニューから、インターネットオプ ションを選択し、全般タブ上の「ホームページ」下で、選択したサイトのURLを入力しなさい。