§1.概要
Microsoft Java Virtual Machine(以下、MS JVM)もしくはMS Java
VMと呼ばれる物は、Webサイト上でJavaアップレットを実行するために使用されます。訪問したWebサイトにJavaアップレットがあればMS
JVMはコンパイルされ各ユーザのマシン上でアップレットを実行します。しかし、MS
JVMはもはやサポートされていません。時代遅れのものになっています。MS
JVMのパッチを当てていないバージョンには、セキュリティ上の問題があることも知られています。MS
JVMはアンインストールし、より安全な SUN JVM をインストールすることが推奨されています。
Windows XP SP1a以降のマシンにはMS JVM は同梱されていません。
§2.MS JVM のアンインストール方法
以下のステップにしたがって削除してください。
- (1)スタート>プログラムを指定して実行 をクリック。
- (2)名前欄のテキスト入力ボックスに以下をコピー&ペースト。
- RunDll32 advpack.dll,LaunchINFSection java.inf,UnInstall
- (3)OKボタンをクリック。
- (4)「このコンポーネントをアンインストールするとMicrosoft Internet Explorer
はWWWからファイルをダウンロードできなくなります。Microsoft VM
をアンインストールしますか?」のような確認メッセージボックスが表示されるので、「Yes」をクリック。
- (5)コンピュータの再起動を促すメッセージボックスが表示されるので、コンピュータを再起動。
- (6)再起動後、以下のファイルを削除
- C:\windows\inf\java.pnf
- C:\windows\java
- C:\windows\system32\wjview.exe
- C:\windows\system32\jview.exe
- (7)スタート>プログラムを指定して実行 をクリック。
- (8)名前欄のテキスト入力ボックスに regedit と入力しOKクリック。
- (9)以下のキーを検索し削除する。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Java VM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet
Explorer\AdvancedOptions\JAVA_VM
- 上記ディレクトリで、Windows2000、NTのユーザは、C:\Windows を C:\Winnt
に読み替えてください。
- 上記ディレクトリで、Windows95、98、98SE、MEのユーザは、C:\Windows\System32 を
C:\Windows\System に読み替えてください。
§3.その他
・ MS JVM のサポートは、2007/12/31 までです。
・ MS JVM を削除するとアップレットを実行できないトラブルが発生することがあります。
・
マイクロソフトが当初提供していたMSJVM削除ツールは、「安易に使うとシステムに重大な影響を及ぼすため」との理由で有料サポートに変更されていま
す。
・
Javaソフトウェアの手動ダウンロード・ページ(Sun Microsystems)は
こちらです。
・ MS JVM と SUN JVM の共存環境で MS JVM
をアンインストールするとJavaアプレットが実行できなくなるトラブルが報告されています。この場合は改めて SUN JVM
をインストールしてください。