Online サイトチェッカー aguse(beta) の使い方



§1.概要

aguse(beta)は、訪問前にリンクの安全性をチェックできる、Onlineサイトチェッカーです。この種のOnlineツールは外国には幾つかあったのですが、日本では珍しいと思います。外国のオンラインチェックサイトと比べても、比較にならないくらい膨大な情報を表示してくれます。しかも、フィッシングやスパマーのブラックリストとの照合による判定まで表示されます。
また、2007年1月を目途にメールの送信元を把握する機能を実装し正式版としてリリースする予定としています。
この記事は、aguse(beta)の表示するデータの簡単な使い方を記しています。

§2.使い方

  • 1. 以下にアクセス。
      aguse(beta) : http://www.aguse.net

      【動作確認】
      Windows : Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 / Mozilla Firefox 1.5および2.0
      MacOS : Mozilla Firefox 1.5

      「上記以外のOSやブラウザでの動作の保証は行っておりません。 正常に結果が表示されない可能性がございますので、上記の環境でご利用ください。」となっています。
      ただ、§4に示すようにOperaはaguseを検索エンジンに追加可能です。また、筆者の実験の範囲内では、多くの場合はFirefox等と同等に表示されているようですが、稀に、表示されない場合があります。
  • 2. 表示されたページで、チェックしたいURLを入力し「調べる」ボタンをクリック。

§3.簡単な見方

  • 1. チェックしたURLと「実際に表示されるURL」を比較。
      下図のようにこの二つが違っていれば、リンクをクリックした時、別のサイトにリダイレクトされることを意味しています。リダイレクトが一概に「悪に飛ばされる」ことを意味していませんが、注意することは必要です。
      下図の場合、筆者のところに送られてきたスパムメールのリンクを調査した結果です。スパムメールがリダイレクトされるような場合はフィッシング等と判断しても差し支えないでしょう。
  • 2. ScreenShot(スクリーンショット)の観察。
      aguse(beta)は、チェックしたサイトのScreenShotを取ってくれます。じっくり観察してください。悪意を感じますか?
  • 3. サーバの位置情報を確認。
      日本の場合、悪意の多くは中国・韓国経由が多いようです。中国・韓国ドメインを一括して拒否し、必要なアドレスだけ例外処理をする方法がNet上に数多く記されています。サーバの位置情報が中国・韓国の場合は注意してください。
  • 4. blacklist(ブラックリスト)との照合結果を見る。
      国内外のブラックリストとの照合結果です。一つでも”caution”があればアクセスしないことです。

      【注意】
      たとえ、全て"safe"であっても、悪意が存在しないことを意味していません。照合されるブラックリストは「フィッシング」「スパマー」「外国中心のアダルトサイト」「日本独自のブラックリスト」です。これらのリストに存在しなければ、たとえ悪意があって"safe"と判定されます。

§4.Opera検索エンジンにaguse(beta)を追加する。

    FirefoxやIEでの追加方法は不明なのですが(アドオンは無いようです)、Opera(v9.10)では簡単に追加できます。

    • ・ aguse(beta) : http://www.aguse.netにアクセスし、この検索窓を右クリック。
    • ・ コンテキストメニューから、「検索の作成」を選択。
    • ・ 開いたダイアログボックスに必要事項を入力し、「OK」ボタンをクリック。

    これで設定終了です。検索エンジンにaguseを選択し、チェックしたいURLを入力して検索します。