CWShredder 2.19 の使い方


01.CWShredder概説

02.ダウンロード等

 02−01.ダウンロード・インストールの説明

03.起動から駆除まで

 03−01.起動トラブル

 03−02.起動

 03−03.定義ファイルの更新

 03−04.駆除


01.CWShredder概説

CWShredderはCoolWebSearchと呼ばれるブラウザハイジャッカーを駆除するツールです。現時点で、CoolWebSearchは Mozilla、Firefox、Netscapeに感染することはありません。CoolWebSearchはInternetExplorerを CoolWebSearch.comや、CoolWebSearch.comと関係の深いサイトにリダイレクトするブラウザハイジャッカーです。 Spybot S&DやAd-aware SEの起動を阻止する機能を持ち合わせるなど手が込んでいます。亜種・変種も次々と誕生しています。
スパイウェアやハイジャッカーを駆除するには、まずSpybot S&D、Ad-aware SEを使用します。Spybot S&D、Ad-aware SEが定義しているハイジャッカーCoolWebSearchは駆除されるはずです。ところが、ブラウザハイジャッカーCoolWebSearchは次々 に亜種・変種を生み出していますのでSpybot S&D、Ad-aware SEでは駆除できないものが存在します。このような時、CWShredderを使用します。

CWShredderはブラウザハイジャッカーCoolWebSearchの駆除に特化されたツールです。Spybot S&D、Ad-aware SEが駆除し損ねたハイジャッカーの一部を駆除する能力を持ちます。Spybot S&D、Ad-aware SE通常作業後にCWShredderを実行することをお奨めいたします。

ブラウザハイジャッカーCoolWebSearchにハイジャックされると以下の症状が発生します。

  • ・IE上での文字入力の速度が極端に遅くなる。
  • ・Webページや検索サイトを訪問しようとすると、CoolWebSearch関連のサイトに飛ばされる。
  • ・突然ポップアップウィンドウがたくさん出るようになった。
  • ・お気に入りにアダルトサイトのブックマークが追加されていた。
  • ・Spybot S&D、Ad-aware SE、CWShredder、HijackThisが起動直後に終了する。

02.ダウンロード等

02−01.ダウンロード、インストールの説明

02-01-A.ダウンロードサイト

英語でも良いい方 : Trend Micro : http://www.trendmicro.com/cwshredder/にアクセスし、中央やや下の "Remove CoolWebSearch"ボタンをクリック。ダウンロードが開始されます。

日本語じゃなきゃ嫌な方 : アルテックのサイトにアクセスしダウンロード。
http://www.altech-ads.com/product/10001112.htm

もしも、CWShredderのダウンロードをCoolWebSearchが妨害する場合は、以下にアクセスしてください。直接ダウンロードできます。
http://216.213.19.27/files/Merijn/cwshredder.zip

02-01-B.インストール
インストールは必要ありません。

03.起動から駆除まで

03−01.起動トラブル

03-01-A. CWShredder.exeをダ ブルクリックして起動したが直ちに終了した場合の対策

起動後直ちにCWShredderが終了する場合は、ブラウザハイジャッカーCoolWebSearchが削除されるのを阻止するために、起動を妨害して いますので、先に以下を行います。

(手順-1) 以下のURLより、 CoolWWWSearch.SmartKillerをダウンロードします。
http://www.safer-networking.org/files/delcwssk.zip
(手順-2) ダウンロードした CoolWWWSearch.SmartKiller(ファイル名は、 miniremoval_coolwebsearch_smartkiller.exe)をダブルクリックして実行します。
システム中に、アンチスパイウェアの起動を妨害しているCoolWebSearchの亜種・変種があれば削除されます。

03-01-B.起動時にエラーメッセージが発生する

【注意】以下に表示する画像は、v2.15のものです。v2.19でもインターフェイスが変更されていませんのでそのまま使用しています。

起動時にエラーが出る場合はVisualBasic 6.0のランタイムが必要です。以下のリンクをクリックし、「vbrun60sp6.exe」をダウンロードして実行して下さい。必要なDLLファイルが 自己解凍されてインストールされます。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=7b9ba261-7a9c-43e7-9117-f673077ffb3c&displaylang=ja

03−02.起動

Fig.03-02

(手順-1) CWShredder.exeをダブル クリックして起動。上図類似の画面が表示されます。

03−03.定義ファイルの更新

CWShredderに限らずセキュリティ関連のプログラムは常に最新状態に保っておくことが必要です。
(手順-1) 起動画面の、"Check For Update"をクリックします。

Fig.03-03

(手順-2-A_1) 更新データがある場合は上図(Fig.03-03)とは別の画面になります。
更新データがある場合は上図Fig.03-03の"Click here to view CoolWebSearch Chronicles"が"Click here to Download the update"になりますので、これをクリックします。
(手順-2-A_2) 定義ファイルを有効にするため に、一旦CWShredderを終了します。
(手順-2-A_3) 改めて CWShredder.exeを起動します。
(手順-2-B_1) 更新データがない場合は上図(Fig.03-03)になります。

03−04.駆除

(手順-1) Fig.03-03の画面で"Fix"ボタンをクリックします。

 Fig.03-04-2

(手順-2) Fig.03-04-2の「開いている InternetExplorerとWindows Media Playerを全て閉じなさい」というメッセージが出ます。
(手順-2-A) 必ず、全てのIEとWindows Media Playerを閉じます。
(手順-2-B) 次に、警告メッセージ(Fig.03-04-2)の"OK"ボタンをクリックします。
このボタンを押した瞬間にスキャンが始まります。

(手順-3) CWShredderのスキャンが始ま ります。中央部分のスキャンのスクロールが始まります。この間にCoolWebSearchの駆除が行われます。
終了したら、"Next"ボタンをクリックします。

(手順-4) Fixプロセスの概略が表示されます。 幸いなことに、筆者のコンピュータは感染していませんでした。感染したときの画像は無しです。
(手順-5) "Exit"ボタンをクリックして終了 します。